1日1万歩はもう古い?「1分間の股関節回し」で得られる効果
こんにちは!ヒロ整体院の伊藤です!
「健康のために、毎日1万歩がんばって歩いています!」
私の整体院に来られる患者さんから、よくそんな言葉を耳にします。
その意識の高さ、本当に素晴らしいと思います。でも、その一方で、一生懸命歩いているはずの方々が「膝が痛い」「腰が重い」と悩んで来院されるのもまた、動かしがたい事実です。
整体師として多くの体を見てきて、私は確信しています。
実は、現代人の多くにとって「1日1万歩」よりも先にやるべきことがある。
それが、タイトルにもある「たった1分間の股関節回し」です。
「たった1分で、1万歩の効果を超えるわけがない」
そう思われるかもしれません。しかし、股関節がガチガチに固まったまま1万歩歩くのは、例えるなら「サイドブレーキを引いたままアクセル全開で車を走らせている」ようなもの。
そのままでは、健康になるどころか、大切な関節をすり減らしている可能性すらあります。
なぜ、歩くことよりも「回すこと」が重要なのか?
なぜ、1分で体に劇的な変化が起きるのか?
今回は、解剖学的な視点から、あなたの健康常識をガラリと変える「股関節の秘密」についてお話しします。
1. なぜ「1万歩」より「股関節」なのか?
結論から言うと、股関節は体の中で「最も大きな可動域を持つべき関節」だからです。
歩くという動作は、本来、股関節がダイナミックに動くことで推進力を生みます。しかし、長時間のデスクワークやスマホの見すぎで現代人の股関節はカチコチ。いわば「サイドブレーキが解除できない状態」になっています。
この状態で無理に1万歩歩こうとすると、体はどこでその動きを補うでしょうか?
答えは、「腰」と「膝」です。
• 腰: 股関節が後ろに引けない分、腰を反らせて歩く(反り腰・腰痛の原因)
• 膝: 股関節のクッションが使えない分、膝で衝撃をすべて吸収する(膝痛の原因)
つまり、土台である股関節が動かないまま歩くのは、痛みを増幅させる作業になりかねないのです。
逆に、1分間しっかり股関節を回して「ブレーキを解除」してあげれば、日常の何気ない一歩一歩がすべて「全身運動」に変わります。
2.股関節を柔らかくした後に待っている驚きの変化
• 勝手に痩せ体質へ(代謝アップ):
股関節周りには太い血管と大きなリンパ節があります。ここが動くと、下半身に溜まった水分や老廃物が一気に流れ、脚のむくみが解消。体温が上がり、何もしていなくても脂肪が燃えやすい体に変わります。
• 「ポッコリお腹」の解消:
股関節が柔らかくなると、骨盤が正しい位置に戻ります。すると、前に突き出ていた下腹がスッと引っ込み、反り腰も改善。立ち姿が5歳若返ります。
• 睡眠の質が変わる:
股関節周りの緊張が解けると、自律神経が整いやすくなります。寝る前の1分で、深い眠りに入りやすくなり、翌朝の「腰の重さ」から解放されます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、一つだけお伝えしたいことがあります。それは、「健康のために、何かを必死に頑張りすぎる必要はない」ということです。
「毎日1万歩歩かなきゃ」「ジムに通わなきゃ」……そんな風に、自分にノルマを課して、できなかった時に自分を責めてしまう。
そんな真面目な方ほど、実は体が緊張でガチガチになっていたりします。
私たちが目指すべきは、ストイックな努力の先にある「疲れる体」ではなく、日常を軽やかに楽しめる「余裕のある体」です。
1日1万歩は、時間にすれば約1時間半かかります。でも、股関節回しなら、たった1分です。お湯が沸くのを待つ間、テレビのCM中、あるいは寝る前のちょっとした隙間。そのわずかな「余白」を自分のために使うだけで、体は必ず応えてくれます。
「1万歩歩けなかったからダメだ」ではなく、「今日は1回大きく回せたからOK!」
そのくらいの気持ちで始めてみてください。そのたった1分の積み重ねが、5年後、10年後のあなたが「自分の足でどこまでも歩ける」ための、何よりの投資になるのですから。
さあ、まずは深呼吸をひとつ。
今この場で、ゆっくりと股関節一回、回してみませんか?
あなたの体が、スッと軽くなるのを実感できるはずですよ。